Interview: Marino
Translation&Edit: Yuka Shimayoshi
本格的に絵を描きはじめるようになったのはいつごろ?
子供の頃大好きだった絵、20年越しにやっと本気で始めたのに、いざやると何をどんな風に描いたらいいか全くわからなくて、最初の一年は変なのを4枚くらい、無理矢理しか描けなかった。ほとんど遊んでたし。描くことの充実感を得るようになったのは、2014年の終わり頃から。友だちに教えてもらったキューティアンドザボクサーに出てた篠原うしおさん(ギューちゃん)を観て、裕福な生活ができていなくても、年老いたいまだなお堂々と素直に子供のように貪欲に描いてる姿をみて、ああ、ありのままでいいんだ、カッコつけず、人目なんか気にせず、自由に正直に、描いてみたいってなった。
今の制作のエネルギー源とは?
奈良彰士としての過去、記憶、ルーツへの繋がりと、魂としての自己理解と自己顕示、それぞれに対する欲求、あとはやっぱり、絵が好きだから。プラス最近は、使命感が芽生えた。
初めての日本での展示について今の心境は?
意外とみんな評価してくれそう。
どんなところで制作しているの?
ガラクタの用な宝ものに溢れた小さな部屋(自宅)in Brooklyn。
New Yorkで制作を続ける理由とは?
ニューヨークで始められた絵だから、やっと軸のある深みある人生を始められた、自分になれた街だから、まだまだここで、力を付けたい。
ニューヨークから長く離れたら描けなくなるんじゃないか、なんて不安が完全に消えるくらいまでは、ここで描きたいから。それだけ。
今後の活動は?課題や目標など
いまだけ100万円で売れる絵を描く作家でなく、魂を込めて、100年200年この世界に残るような、良いものを描く作家になる。
あなたにとってvibrantな同世代は?
歳下だけど、小林秀明くん(ミュージシャンのYan Morning Star)。
どんな事に挑戦してみたい?
大きな壁に描いてみたい。
■奈良彰士
2013年、横浜からニューヨークに移り住む。
マンハッタンのビジュアルアーツスクールにて、ドローイングとペインティングを2ヶ月間学ぶ。彼のアート探求は学校教育に大きく拠らずに始まった。
パーソナルな逸話や内省にインスパイアされた生物などを想起させる抽象画を描き、その自画像は、自身の精神的な自己における異なる面の解釈として存在する。あるいは自然象徴主義に表現のインスピレーションを得て、文体的なよりどころやモチーフとして色や目を用い、対象の最も深いところを代弁する明白なキャラクターを作り出している。
ナラはいつも表面の反対側を見て、物事のエッセンスや真に重要なものはいつの時代も決して変わることはないと信じている。
「自然、無垢、万物、愛、強さ、そして、弱さ。」
ナラは現在、ニューヨーク・ブルックリンに拠点を置いている。
■FUKUOKA CALLING special “Vibrant Youth”
日時 11月1日(木)OPEN/START 19:00/19:40
場所 saravah東京
チケット ¥2000 (+1 drink)
https://fukuoka-calling-vibrant-youth.peatix.com/
LIVE
maco marets
black bass
Mime
natori aily
ART
Akito Nara
Reina Tokonami
DJ
yuji
Mari Kobayashi (Wooly OG)
Takeshi Nakamura (Wooly OB)
by
Wooly Magazine
Fukuoka Calling / Art Finder
sunday pocket
milia