Wooly vol.29 “Vibrant Youth”
-story-
「青い空の下、家から飛び出しまだ見ぬ世界へ。」
自分の性別もわからない幼少期。
その記憶を遡ると、
純粋な気持ちが全てを支えてくれていたような気がする。
大人という枠組みにはめられてからも、
あまりその頃に感じた心は変わらない。
打ち合わせをしている時に、彼女(épi à la mode)が
口にした“秘密基地”に思わずハッとさせられた。
いくつになってもこの言葉は魅力的だ。
時代の感情をファッションという媒体にのせる彼女のクローズは
切なさと葛藤の時期を戦った静かな賞賛で溢れている。
“私が私を生まれ直す” そんな気分で撮影に参加した。
“I am here!”
現代の活躍するクリエイターズ=Vibrant Youthたちとこのストーリーを
共有できたことに感謝の気持ちを込めて。