Bilingual Culture Magazine

FUKUOKA CALLING special with Mime

Interview&Translation: Yuka Shimayoshi

11月1日、Wooly15周年記念プレイベント「FUKUOKA CALLING “Vibrant Youth”」を開催。
9月に待望のファーストアルバムを発売し、今後の活躍がますます期待されるバンド・Mimeが出演!

 


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「自然派R&B」「ネオR&B」などと称されることが多いようですが、どういった経緯でこういった音楽性を打ち出すようになったのでしょうか?もともとR&Bを好んで聞くメンバーの方が多いのですか?

自分たちから打ち出したというよりは、周りから言われるようになった、という感じです。Vo.のひかりは幼少期から90’sのR&Bが家でかかっていたのもあり、節回しなどにR&Bの要素が自然とにじみ出ていると思います。ドラムの冨倉は90’s~10’sのHip hopに影響を受けていて、ビートメーカーとしての活動もしているので、ビートの強さみたいな部分でR&Bを感じる人が多いのかもしれないです。 他の3人はどちらというとジャズ畑ですが、R&Bって結構ハーモニーがジャジーで、少し一癖あるものも多いと思うので、歌と合わさってそういったイメージを持っていただいたのかなと想像しています。

 

1stアルバムの発売おめでとうございます。2014年に結成されてから、今秋のアルバムリリースまで長い歳月をかけていらっしゃいますが、これまでの経緯を簡単に教えていただけますか?

ありがとうございます。今回は1stフルアルバムという形なのですが、実はこれまでにも2016年に1stEP『Lights』2018年の春に2ndEP『Pantomimos EP』をリリースしています。初めの頃はまだ周囲からの反応もそこまでない中で、若干エンジンが掛かってない期間もありました。じわじわと気に入ってくださるDJの方々などが増えて、2017年頭頃からライブの機会をいただき色々な方と出会う中で、ようやく軌道に乗り始めたという感じです。割と細かいアレンジが施されてる曲が多いので、制作スピードは正直あまり早い方ではない自覚はありますが、その分聴き応えのあるアルバムになったのではないかと思います。

 

アルバムを通して高クオリティの演奏、歌唱が魅力的ですが、タイトル『Capricious』(=気まぐれな)が意味すること、アルバムのコンセプトについて教えてください。

Capriciousは、実は6曲目「This Summer」の歌詞の中に入っている言葉で、レコーディングが全て終わってからつけました。 なので、コンセプトありきで曲を作ったわけではなく、振り返ってみて、意味付けられる言葉を探したという感じです。「気まぐれ」って、プラスにもマイナスにも働く言葉で2面性があって単純に面白いなと思いました。 その後、Mimeの曲と照らし合わせた時に、爽やかさを前面に出しつつも、曲のどこかに必ずエグみを持たせようという作曲におけるコンセプトがあって、それともマッチしそうだ なとも。 あとは、気まぐれっていうと、シェフの気まぐれサラダってあると思うんですけど、何か出てくるんだろうっていう、ちょっとしたワクワク感みたいなものもありますよね。そう いうアレンジや展開みたいなものにも重なって、この言葉に決めました。

 

7インチとしてリリースされた1stシングル 「Driftin’」は、タイトルの通り軽快なリズムと、バンドを象徴するようなクリーンなサウンド、ひかりさんの艶やかな声が印象的だなと思います。この曲は初めから1stシングルとして意識して作られていったのでしょうか?

初めはドラムの冨倉がソロ作品として作っていたものをメンバーに聴かせたら反応が良かったので、それをバンドアレンジした流れですね。なので特にシングルを意識しては作っていませんが、作っていく中でこれはリード曲だねっていう話になりました。

 

また「Driftin’」のMVにはWoolyモデルの原子エリコを起用していただきました。芳賀陽平さんに監督をお願いした経緯や、制作過程での話などがあればお伺いしたいです。

まず芳賀さんについては、旧友の映像ディレクターにMV撮影の相談をしたところ、ご紹介いただいたのがきっかけです。色々な作品を見せていただいたり、見たことのある作品もあったりしたのですが、共通してどこか色味がグレイッシュでクールな雰囲気の映像に惹かれてお願いしました。独特のキャラクターで慣れない撮影も終始楽しませてもらいました。
エリコさんは芳賀さんのご紹介でした。まだティーンにも関わらず、大人びていてとても素敵でした。曲の雰囲気を掴みながら、楽し気な表情から物憂気な表情まで使い分けていただき、曲の世界を拡げてくれたと思います。

 

今回のイベントは “Vibrant Youth”(活気のある若者たち)と題して、若い世代のアーティストを中心にご出演いただきますが、Mimeのみなさんが特に「Vibrant」だな、と思う同世代はいらっしゃいますか?

同世代のアーティスト、みなさん活気があって今の日本は刺激的なシーンだと思います。 それぞれ自分たちの色があって、音楽的に言ったら全然一括りに出来ないし、括られたくないみたいな意志もどこかあるんだろうなと。 個人名を挙げるなら、TENDREさんや、ものんくるさんの曲・詩、それから綿密なアレンジにはいつも驚かされています。いつかご一緒したいアーティストです。

 

アルバムを出された今、今後の目標やエネルギーを注いでいくポイントを教えてください。

アルバムを出された今、今後の目標やエネルギーを注いでいくポイントを教えてくださ い。 年内はライブをやりつつも、すでに制作にも取り掛かっているので、もう少し短いスパンでリリースしていけたらと思っています。今のイメージを塗りかえるようなものにもチャレンジしたいと思っています。それから、映像やヴィジュアルイメージも作っていきたいので、またWoolyさんともコラボレーションできたら嬉しいです。

 

■Mime
2014年2月に森川祐樹(Ba)を中心に結成し、ひかり(Vo)、内野隼(Gt)、近藤邦彦(Key)、冨倉暢(Dr)の5人組バンド。
ブラックミュージックをベースとしたサウンドと、ひかりの凛とした爽やかな歌が織りなすカラフルな楽曲が魅力である。
森川(Ba)と近藤(Key)は、それぞれKan Sano、Michael Kaneko(origami PRODUCTIONS)のサポートも務める。

 

■FUKUOKA CALLING special “Vibrant Youth”
日時 11月1日(木)OPEN/START 19:00/19:40
場所 saravah東京
チケット ¥2000 (+1 drink)
https://fukuoka-calling-vibrant-youth.peatix.com/

LIVE
maco marets
black bass
Mime
natori aily

ART
Akito Nara
Reina Tokonami

DJ
yuji
Mari Kobayashi (Wooly OG)
Takeshi Nakamura (Wooly OB)

by
Wooly Magazine
Fukuoka Calling / Art Finder
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