Bilingual Culture Magazine

“Waiting” by Hajime Kuwazono & Yushi Dangami

Interview: Risa Sugiya & Ren Ashikaga
Translation & Edit: Yuka Shimayoshi

11月18日まで、代官山 gallery ON THE HILLにて、Yushi DangamiとHajime Kuwazonoによる展示「Waiting」が開催中。
Woolyマガジンは、Hajime Kuwazonoに今回の展示と彼の世界観に迫るインタビューを行った。

 


  • JP
  • EN

團上さんとの出会いは?

1年半前に第三者のキュレーターが僕達を引き合わせてくれて京都で二人展をして、そこで意気投合しました。

 

2人で影響しあう部分はありますか?

そうですね。あんまり2人ともたぶん他の人とやるのは好きではなくて、だけど團上さんとなら信頼できるし、
お互い干渉しあっても大丈夫っていう感じなので。
毎回作品を持ち寄って色々発展できるから楽しいですね。

モノクロの作品とパステルの作品でタッチ、画風、画材が変わっていますがそれは意識的にですか?

京都に来てからはずっとモノクロ一本でやっていたんですけど、描けなくなった時期があって。
僕は一日中製作していたので絵が描けなくなると本当にずっと一日空白で。
その時期に知り合いからの知り合いからのおすすめでライトに出来るパステルを紹介してもらって。
最初は暇つぶしに描き始めたんです。そこから少しずつ変わっていっているなっていうのは無意識に、描きながら起こっていますね。
少しずつ静かになっていっているのかな。

 

桑園さんが影響を受けた画家さんはいらっしゃいますか?

無名なんですけど、グウェン・ジョンっていうフランス生まれでイギリスの女性の画家です。
静かな感じで、ずっと見ていられるような。

 

芸術に入っていったきっかけはありますか?

絵を描き始めたのは遅くて高校3年生の時です。親が木工や染色を障がい者に教えていたので、創ることが身近にあった。
それまでは野球少年で、バリバリの体育会系でしたね。
色々あって野球を辞めてから音楽などにのめり込みました。それから真剣に表現するようになったのかな。

 

今描かれている絵と楽曲制作はリンクしていたりしますか?

あんまり意識はしてないですけど、でもやっぱりどちらとも僕から生まれるものなので繋がる部分はあるのかな。
制作は別々のもので、パステルと音楽は基本的にポートレートの人物画以外の、空いた時間にやってますね、間を埋めるために。

 

今回の展示“Waiting”のコンセプトを読ませていただいたのですが、現代人は待つことが出来ないというふうに書いてあって、私もそうだなと感じました。
そういった訴えかける部分今回の展示にはあったりしますか?

現代を否定したいってわけではなくて、待つことや信じることは人間として生きる上ですごく重要なことだと思っていて。
僕たちの作品をみてくださる方には出来るだけ共有して欲しい部分ですね。

 

展示の中にある詩を読んで私は恋愛をイメージしたのですが、恋愛が作品に影響している部分はあったりしますか?

人と人の関係は考えています。歌もパステルもポートレートも、ほとんど人を扱っていますね。
母性や母体に関心があって、テーマにすることもあります。母から産まれてきて、自分の原型だと思うので。
パステルと音楽は特になんとなくそういったものを探っています。

桑園さんが詩や言葉を考えていく上で心がけていることを教えてください。

母国語で心情を説明するときと、英語や僕のある程度知らない土地の言葉で自分の心情を説明するときが自分の中ではあると思っています。
ストレートに決めたところに投げたいとき、ディティールまで気を配って丁寧に丁寧にピンポイントで伝えて行きたいときは日本語を選びます。
逆に自分にもちょっと分からないふわっとした状態で言葉からイメージを膨らませて、言葉から教わりたいとき、
見る人にも余白を残したいときは英語を選んだりします。
100パーセントは理解しきれていない自分の心情はなんとなく曖昧な方が実感を覚えるような時もありますね。

 

絵を描いている時以外でも言葉遣いや言い回しには気を配られていますか?

できるだけ気を配っています。いろんな表し方があるのでそういう表現の部分は大事にしていきたいです。
言葉に対しては適切でありたいです。傷つけてしまったとしても、間違った傷つけ方になって欲しくない。
思っていることと違うことが伝わってしまうのはできるだけ避けたい。
だからなるべく言葉や身振りはちゃんと伝わるように表現者として心がけるべきなのかなと思います。

 

芸術の世界には絵を描く以外に様々な選択肢がある中で、絵画を選んだ理由はありますか?

割と最初から絵画がやりたかったんですけど。
やっぱり絵画ってモノ、物質なので僕たちの身体よりも長いスパンで生き残る、名画のように大切に生き残る可能性を持ったものなので。
ポートレート描くときも心がけているのは、自分よりも長く生き残る可能性があるということ。
例えば古家さんという人の絵は、僕と古家さんの関係が物質に記されて、
それが努力を続ければ僕たちが死んでも誰かが見ることができるという意識で描いています。
残し方には本当に気を遣っています。

 

ポートレートの人物は描きたいと思った人物を選んでいますか?

そうですね。前まではもう会えない人を描くことが多くて、一番最初に描いたのは元カノでしたね。
恥ずかいしいですけど、殴り書きで書いたのがきっかけですね!(笑)
それから、友達が海外に行ったりとかすると描いていました。
今描いている古家さんはまだ会い続けていて、会うたびにお互い成長もするし印象もどんどん変わって行くので2年くらいずっと描き続けています。

 

今後の未来図はありますか?

来年の3月に卒業し、本当にいい縁があって群馬の赤毛山のふもとにスタジオを構えて制作をする予定です。
人里離れているので不安もあるけれど、やりたいことをやれるっていうのは幸せなことなのでできるところまでやりたいです。

 

制作している時の感情はどんなものですか?

絵を描くことは自分1人の遠い場所まで行ける感じです。
他のことは気にしなくていいし、絵は自分の弱い部分も許してくれるので。
暗いときは少し暗い感じになったり、荒れたりもするし自分の状況もしれますね。
描きながら自分の感情に出会って行く感じで、絵から教わることが多いです。

 

■ “Waiting” Yushi Dangami/Hajime Kuwazono
期間 11月13日(火)~11月18日(日)
時間 11:00~19:00
場所 代官山 gallery ON THE HILL

How did you meet Dangami?

One year and a half ago, one curator brought us together and we held the exhibition in Kyoto. Since then we share very nice feelings.

 

Do you think you two have influences on each other?

Yeah, I guess we don’t like to work with the others, but I would love to work with him because I believe him and it’s safe to interfere with each other. It’s fun to bring each own works and develop them.

Have you consciously changed the style or the materials from black-and-white works to the pastels?

Since I came to Kyoto I had been working on the monochrome works, but once I fell into a slump. Every day was so blank because I was working on the drawing all day. One day my friend’s friend showed me pastels, which is easier to use. It was just for spending time first, but gradually changed unconsciously, while drawing. It gradually becomes tranquil, I guess.

 

Which artist influenced you the most?

Though she’s not well known, Gwen John, a British female painter born in France. Her works are so calm that I can see forever.

 

Is there any reason that you started the art?

I started painting when I was a senior student in high school. My parent teaches woodwork or dyeing to handicapped people, so creating something has been familiar with me. Before that I played baseball a lot, but for some reasons I had to quit it and began to be absorbed in music or art. And that’s how I started to express things seriously.

 

Is there any connection between your paintings and music?

I’m not very conscious about it, but there might be because they both come out from me. Working process is completely different, I work on pastels and music when I have time, not drawing portraits.

 

As for the concept of this exhibition “Waiting”, there’s a comment that people nowadays can’t wait for someone or something, being impatient. Does this exhibition consist such an appeal?

It’s not to deny the modernity, but I just think it’s very important to wait or believe something to live our own life as human. I’d like to share this with the audiences as much as possible.

 

The poetry in the exhibition reminds me love, so do you think love affects to your works?

I consider about the relationship of people. I deal with people though almost everything, such as songs, pastels and portraits.

Would you tell me what you very care about when you create poetry or phrase?

It’s different when I describe feelings in native language and in English or any other language I don’t know much about. I choose Japanese when I want to describe very carefully and detailed. On the other hand, when I’m not sure how to say and start with words, learning from them and leaving a room for audiences, it’s going to be English or whatever.

 

Would you tell me your perspective in the future?

I’m going to graduate next March, and I’m lucky to have a studio around Mount Akage in Gunma prefecture. It’s uneasy to live in an isolated place, but I’m happy that I would be able to what I want.

 

Finally, like what is your feeling when you create something?

Painting makes it possible to go far by myself. I don’t have to care about anything else, and paintings allow me to have weakness. It also shows my condition, like being dark or rough when I feel depressed. I can meet my own feelings while painting, and it teaches me a lot.