カラーペンとグラフィティを駆使し様々な物体に描くことで、自由への冒険を実験的に表現するアーティスト、Ema Gasper。出身国のポルトガルのみならず、海外にも積極的に出展をしている。色合いや、ペンのタッチから彼女の世界観の柔らかさが伺える。彼女と話してみても分かるが、彼女の優しさ、笑顔、ハッピーなマインドからこの世界観が生まれているのを強く感じた。
WK Galleryでは、Ema Gasparによる展示「Deep Distance」を開催。7月1日から7月29日には、直島のStudio Kuraというアーティスト・イン・レジデンス(アーティストが一定期間ある土地に住み込み作品制作に勤しめる事業のこと)で展示をしていた。今回の展示では、彼女がいままでポルトガルで製作してきた作品に加え、約1ヶ月間直島で製作した作品、さらには今回の展示の為に製作したものも揃う。彼女の作品は、クリエーションとそのクリエーション同士が共在することで生み出される影響を通し、空間的且つ時差を表現している。また、14日と17日(土)には彼女のハウスメイトのPedro Britoによるライブパフォーマンスも行われた。
この展示は本日まで開催。ぜひこの機会に現実を忘れられるような彼女特有の色使いを目の当たりにし、彼女の表現する”自由”を体験してきてみてはいかがだろうか。


■Ema Gaspar/エマ・ギャスパー Instagram:@ema_b_g
1993年、ポルトガル生まれ。母国はもちろん、海外でも個人展、グループ展問わず積極的に行っている。イラストレーターに加え、キュレーターとしての顔を持つ彼女は自身でグループ展を開催している。8月3日にはThe New York Times の記事にも作品が掲載されたいま注目のアーティスト。(https://www.nytimes.com/2019/08/03/style/self-care/sound-baths.html)
■Deep Distance
会期: 2019年8月14日(土)- 8月20日(日)
時間:16:00~19:00
会場:WK Gallery住所: 東京都目黒区上目黒1-5-8
Instagram:@wktokyogallery